ごあいさつ(2014年)

震災がれきと産業副産物のアロケーション最適化コンソーシアム
ごあいさつ

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震と、その後の度重なる余震による被害を総称して東日本大震災と称しております。発災以来、ほぼ4年が経過しようとしており、こうしている今でも、被災地では、仮設住宅にお住いの中、一日も早い復興を強く願っている被災者の皆様が多数おられることと拝察いたします。

ご存知の通り、今般の震災で発生した災害廃棄物(がれき)は、およそ2000万トンとも推計されておりますが、岩手県、宮城県におかれましては、関係各位の多大なご尽力により、当初の計画通り、2014年3月をもって完了されました。その一方で、福島県におかれましては、福島第一原子力発電所の破壊による放射能の影響により、災害廃棄物の処理が進め難かったという事情を反映し、現在も災害廃棄物の処理が継続して進められております。このような状況において、作業に携わった多くの方々が、膨大な量の災害廃棄物の処理を一刻も早く完了させ、それらの多くを再資源化して利活用させるために、未曾有の困難に直面し、それらを克服し、新たな技術を開発されたことにつきましては、深甚の謝意を表したいと思います。

さて、「震災がれきと産業副産物のアロケーション最適化コンソーシアム ~未利用資源有効利用の産学連携拠点の形成~(略称:がれき処理コンソーシアム)」におきましては、2012年6月に設立して以来、東日本大震災の被災地にある諸官庁ならびに地方自治体の皆様との対話を通じ、技術的な側面から様々なご支援に繋がる活動を続けて参りました。現在では、コンソーシアム活動の2期目と位置付け、特に福島県における災害廃棄物の処理とその利活用の推進へのご支援のほか、地場産業から副産される未利用資源の有効活用を推進させるための諸活動を積極的に推進しております。このような活動を通じ、産学が密接に連携し、東北地方に資源循環の大きな枠組みの構築を目指すことは、復興のご支援とともに、地域に対する社会貢献に少なからず資するものと確信しております。

なお、東日本大震災以降も、伊豆大島、フィリピン、広島など、大規模自然災害は頻繁に発生しており、その都度、膨大な災害廃棄物が発生しております。これらの災害に際しても、災害廃棄物の発生量は膨大であり、その処理や利活用にも、大いに役立つことができるよう、ひいては、我が国の技術の底力を広く世界にも示せるよう、コンソーシアムの活動を活発に進めて参りたいと考えております。

東日本大震災からの復興は未だに道半ばではございますが、一日も早い復興を成し遂げ、東北地方がこれまで以上に大きく発展すべく、今後とも、会員各位ならびに行政各機関のご協力とご支援を賜りますよう、何卒、宜しくお願い申し上げます。

 

2014年3月

がれき処理コンソーシアム
代表 久田 真(東北大学大学院)

  

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技術情報集(2013年6月)

適用事例集

第1期活動報告書

コンクリートがれき

福島農地再生技術情報集